東京2020公式アートポスター 1月6日、東京都現代美術館で初披露
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東京オリンピック・パラリンピック、公式アートポスターが完成。
開会式まで200日となる1月6日、東京都現代美術館で初披露されました。
 
 

柿沼康二《開/Open》

3000年以上の歴史を持つ書は、日本文化芸術の大きな柱の一つです。その書の歴史を探求し、現代を生きる書の模索と発表を続けてきました。東京2020オリンピック・パラリンピックのアートプロジェクトに際し、何万もの漢字、また無限の言葉の中から何をモチーフにするべきか葛藤した結果、辿り着いたものが「開」の一文字でした。「全身全霊が宇宙に向かって無条件にぱーっとひらくこと。それが爆発だ。」芸術家・岡本太郎の創造への挑戦と哲学を示す言葉がこの作品の根底をなしています。自身の頂きへ日々挑むアスリートの魂を胸に、「ひらけ!ひらけ!ひらけ!…」と自分自身が完全に開ききるまで筆を紙に叩き込みました。日本開催の世紀の祝祭、世界から集うアスリートやスポーツ関係者のみならず、大会を支える私たち一人ひとりが可能性に向かい大きく心を開き、この平和の祭典を未来に継承できることを願います。