岡本太郎記念館にて企画展

岡本太郎記念館にて企画展
「化け文字~書家・柿沼康二の挑戦状~」
が開催されます。
今尚語り継がれる岡本太郎の作品とその肖像、1年にわたり打ちのめされてはまた立ち上がり太郎の亡霊と闘い続けた柿沼の葛藤の軌跡。「字は絵だろ」太郎のこの言葉と「絵画」や「書」という垣根を越えた太郎作品をターゲットに柿沼は太郎に果し合いの挑戦状を叩きつける。書の概念にとらわれず、インスタレーション、コラージュ、パフォーマンス、4.5mの超大作など多彩な表現で、4ヶ月にわたり太郎と激突する。
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いまを生きる若者たちが岡本太郎を求めています。
息苦しい閉塞感のなかで、嘘のない彼の生き方が眩しくみえる。
しかし岡本太郎は真似たり拝んだりする相手ではありません。
残された者の仕事は墓守じゃない。
そんなことをしたところで太郎と敏子は喜んではくれません。
やるべきことはただひとつ。
まっすぐぶつかることだけです。
嬉しいことに、ひとりのアーティストが太郎に果たし合いを挑んできました。
気鋭の書家・柿沼康二です。
腹を括っています。
さて、どんな闘いになるか….。
一緒にリングサイドでご覧になりませんか?
岡本太郎記念館 館長 平野暁臣
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拝啓 岡本太郎さま
ご無沙汰いたしております。
「Be TARO!」で太郎さんの巨大な写真に大筆を叩きつけた柿沼です。
その節は、大変失礼いたしました。
小生、「太陽の塔」と同い年、今年40歳を迎えたばかりの若輩者ではございますが、
生誕100周年を迎える太郎さんと、太郎さんの聖地・青山にて
再び対決させていただくことになりました。
生前の太郎さん、敏子さんに一度もお会いしたことのない私は、
「明日の神話」を切っ掛けに平野氏と出会い、
その後「太郎の船団」の末席に身を置かせて頂いております
言わば太郎第三次世代でございます。
「尊敬とは、追従でなく対決である」私が好んでいる言葉であります。
芸術家として、また一人の人間として尊敬してやまない太郎さんの芸術に
ありったけの力で挑み、真剣に戯れ、自分なりに咀嚼しつつ“前へ”進み、
いつか天国の太郎さんと敏子さんにお会いする為の切符を手に入れたいと思います。
敬具
書家 柿沼康二拝
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「化け文字~書家・柿沼康二の挑戦状~」
会期 2010年11月3日(祝・水)~2011年2月20日(日)
場所: 岡本太郎記念館(TEL03-3406-0801)〒107-0062東京都港区南青山6-1-19
URL: http://www.taro-okamoto.or.jp/exhibition.html
開館時間: 10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日: 毎週火曜日 祝日の場合は開館、保守点検日 年末年始(12/28?1/4まで)
入館料: 一般600円(500円)、小学生300円(200円)*( )内は15人以上団体料金
【 会期中のイベント 】
柿沼康二トランスワーク(※予約不要)
2011年1月8日(土)他
※イベント日程は決定次第岡本太郎記念館HP上で告知していきます。
ギャラリートーク(※予約不要)
当館学芸員による作品解説を交え太郎の魅力をたどっていきます。(15分?20分程度)
2011年11月10日(水)
2011年12月8日(水)
2011年1月19日(水)
2011年2月9日(水)