柿沼翠流遺墨展



柿沼翠流 遺墨展

会期:令和3年12月3日(金)~5日(日)3日間

時間:10時〜17時(最終日16時まで)

会場:栃木県総合文化会館(宇都宮市)

主催:書道研究 書泉会

入場:無料


一昨年前に他界した柿沼翠流の遺墨展を開催します。これまでの柿沼翠流の書業を振り返る展覧会となります。

毎日賞受賞作品「麗」・手島右卿賞受賞作品「茂吉の歌」など、大作を含む約70点を展示します。会場内の机上で、半紙臨書作品等もご覧いただけます。会場受付にて、今回展の図録販売もしています。

3日間という短い会期となりますので、お見逃しなく。

是非、ご高覧下さい。



ー柿沼翠流 プロフィールー

幼少のころからの夢であった教師、陸上競技のアスリート、書家としての三足の草鞋を履く人生。

四十六歳で教職を離れて以降は書に専念し、意欲的な書作活動に取り組んで来た。その作品は、臨書、少字数、多字数、現代文体と多彩で、また淡墨、濃墨のほか、朱墨や金泥などでの表現に意を尽くしたものであり、晩年になっても現代書の追及を続ける。最晩年は、癌との戦いながら制作活動となった。

師である手島右卿の「書は行である」という言葉を励行するがごとく、一日に臨書二百枚を目標に稽古を重ねる。ひたすら書の深奥の探求に邁進された生涯であった。

口癖は、「俺の持ち味は土根性、不器用は承知、人の三倍主義」であり、この信念を生涯貫く。

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