2021年11月28日
柿沼翠流 遺墨展 会期:令和3年12月3日(金)~5日(日)3日間 時間:10時〜17時(最終日16時まで) 会場:栃木県総合文化会館(宇都宮市) 主催:書道研究 書泉会 入場:無料 一昨年前に他界した柿沼翠流の遺墨展を開催します。これまでの柿沼翠流の書業を振り返る展覧会となります。 毎日賞受賞作品「麗」・手島右卿賞受賞作品「茂吉の歌」など、大作を含む約70点を展示します。会場内の机上で、半紙臨書作品等もご覧いただけます。会場受付にて、今回展の図録販売もしています。 3日間という短い会期となりますので、お見逃しなく。 是非、ご高覧下さい。 ー柿沼翠流 プロフィールー 幼少のころからの夢であった教師、陸上競技のアスリート、書家としての三足の草鞋を履く人生。 四十六歳で教職を離れて以降は書に専念し、意欲的な書作活動に取り組んで来た。その作品は、臨書、少字数、多字数、現代文体と多彩で、また淡墨、濃墨のほか、朱墨や金泥などでの表現に意を尽くしたものであり、晩年になっても現代書の追及を続ける。最晩年は、癌との戦いながら制作活動となった。 師である手島右卿の「書は行である」という言葉を励行するがごとく、一日に臨書二百枚を目標に稽古を重ねる。ひたすら書の深奥の探求に邁進された生涯であった。 口癖は、「俺の持ち味は土根性、不器用は承知、人の三倍主義」であり、この信念を生涯貫く。 https://www.sobun-tochigi.jp