座卓と正座

 

座卓と正座

 

大きい作品を除き、普段私は座卓と正座で文字を書く。

 

テーブルと椅子で書道という発想がない。

 

テーブルでは全く気持ちが整わないのだ。

 

気持ちだけでなく姿勢も整わなくなってくる。

 

姿勢が整わないから心も整わないとも言える。

 

本気 集中 書 臨書 正座 何の矛盾もなくこうなる。

 

椅子とテーブルで書いたら何か変わるかもしれないと若いころ試してみた時期もあったが、椅子の安易感から自分が求める集中力が求められず1ヶ月も経たずに断念した。

 

父の胡座スタイルも重心の低さという点では似た感じはしたものの私にはどうも合わなかった。

 

外部で撮影する企画の時にも当然、普段使っている自分の座卓を持ち込む。それが私にとっての本気だからだ。

 

床から〇〇cmの高さにカスタマイズした臨書用の机。

 

この”高さ”と”正座”が自分にとって表現上、極めて重要。

 

失敗を重ねた何十年もの経験、何よりも自分の背丈、腕や指の長さ、筋力等々から導き出された床からの高さ、そして正座というスタイル。

 

私がもっとも私になれる姿勢、そして表現に手を当てる位置。

 

いま ここ

 

 

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